【3月2日 AFP】23-24フランス・リーグ1は1日、第24節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は敵地でASモナコ(AS Monaco)と0-0で引き分けた。PSGでは、今季限りで退団する意向をクラブに伝えているキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が前半限りで交代となり、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は「チームのことを考えての判断」と試合後に説明した。

 エムバペにけがはなく、後半が始まるとジャージーに着替えて登場し、残りの試合はスタンドから観戦。笑顔を見せたり、電話で話したりする姿が見られた。

 PSGはこれで2位スタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)との勝ち点差を暫定12とし、リーグ連覇に一歩前進した。今後は5日に行われるレアル・ソシエダ(Real Sociedad)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝トーナメント1回戦第2戦に注目が移るが、エムバペはこれで3試合連続でフル出場がなく、ソシエダ戦での起用法は不透明となっている。PSGはホームでの第1戦を2-0で制している。

 エンリケ監督は試合後、「100パーセント、監督の決断だ。遅かれ早かれ、われわれはキリアン・エムバペ抜きでプレーすることに慣れなくてはならないのだから」と話し、「チームのことを考えての判断だ」と明かした。(c)AFP