【3月1日 AFP】サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は29日、同国1部リーグのアル・ナスル(Al Nassr)でプレーするクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に対し、試合中の挑発的なジェスチャーで1試合の出場停止処分と罰金3万リヤル(約120万円)を科した。

 アル・ナスルの主将を務めるロナウドは、チームが3-2で勝利した前週のアル・シャバブ(Al Shabab)戦で、観客を「挑発する」違反行為があったとして処分された。決定への不服申し立ては、不可能となっている。

 問題の試合の動画では、ロナウドが長年のライバルであるリオネル・メッシ(Lionel Messi)の名前を連呼して嘲笑する観客に対し、股間に向かって手を突き出すジェスチャーを繰り返している様子が確認された。

 この映像は瞬く間に拡散され、サウジアラビアのソーシャルメディアではトレンドトピックの1位になった。

 同国のスポーツ紙「アル・リヤディヤ」は、ロナウドのコメントとして、同選手が全てのサッカークラブを尊重し、ジェスチャーは「強さと勝利」を表現したもので攻撃の意図はなく、欧州では許容範囲と考えられている話したと伝えた。(c)AFP