【2月29日 CGTN Japanese】北京時間27日午後9時、中国南部の広東省にある獅子洋大橋の西アンカーブロックの設置作業が順調に完了しました。今月に設置された東アンカーブロックに次いで、もう一つの大きな進展です。

「獅子洋通路」は、香港・珠海・マカオを結ぶ「港珠澳大橋」、深センと中山を結ぶ「深中通路」に次いで、広東・香港・マカオのグレーターベイエリア(大湾区)におけるもう一つの「スーパー工事」とされます。同プロジェクトの要となる獅子洋大橋は、主径間2180メートルの二層構造鉄鋼トラス吊り橋で、2028年の開通が予定されています。完成後は二層構造トラス吊り橋として、主径間長、主塔高度、アンカーブロック基礎、メインケーブル規模、車線数の五つの世界一となる見込みです。

 獅子洋大橋のアンカーブロックは珠江の東西両側に設置され、基礎部分とアンカーの本体からなります。うち西アンカーブロックは外径130メートル、厚さ1.5メートルの円形の土壁と環状の鉄鋼コンクリートの下支え構造を採用し、建設中のプロジェクトで世界最大規模の橋のアンカーとなります。

 獅子洋通路は珠江河口の東西両岸の融合発展にとって重要なルートとなり、大湾区と珠江河口域の一体化発展を後押しし、珠江河口周辺100キロの「ゴールデン内湾」構築につながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News