【2月29日 AFP】中米ホンジュラス北西部で28日、バス同士が正面衝突し、少なくとも17人が死亡、12人がけがをした。消防隊が明らかにした。

 事故が起きたのは、山あいのカーブが多い片側一車線の道路。大型バスと小型バスが衝突した。

 大型バスはグアテマラとの国境まで移民の集団を乗せて行った帰りで、乗客はいなかった。対向車線を走っていた小型バスは、首都テグシガルパから約300キロ離れたサンタロサデコパン(Santa Rosa de Copan)行きで、満員だった。

 地元メディアは、犠牲者は全員ホンジュラス人だと報じている。

 ホンジュラスは、より良い生活を追い求めて毎日、米国へ向かう多数の移民の通過ルートとなっている。昨年10月には、今回の事故現場の近くで移民を乗せたバスが谷底に転落。その際は移民4人が死亡した。(c)AFP