【2月28日 AFP】米テキサス州にある核兵器組立・解体工場パンテックス(Pantex)は28日、近隣で山火事が発生したために操業を一時停止したが、通常通り再開するとX(旧ツイッター)で発表した。

 テキサス州では広範囲で大規模な山火事が多発している。

 パンテックス工場は同州北部アマリロ(Amarillo)から34キロに位置するが、衛星写真によると火の手はアマリロの近くまで迫った。米国立気象局(NWS)は、強風と季節外れの高温で火の勢いが強まったとしている。

 工場は27日夜、「別途通知があるまで操業を停止する。全ての兵器や特殊材料は無事で影響はない」と発表。施設を守るために防火壁を設置したと述べていた。

 同工場では備蓄用核兵器の組み立てや解体の他、特殊核物質の実験や爆薬の製造を行っている。(c)AFP