【2月26日 AFP】南太平洋の島国ツバルで26日、新首相に元検事総長のフェレティ・テオ(Feleti Teo)氏が選出された。対台湾関係の行方が注目されていたが、台湾の駐ツバル代表(大使)は「(関係は)揺るぎなく、永続的」だとの確約を得たとAFPに明らかにした。

 ツバルでは親台派の現職カウセア・ナタノ(Kausea Natano)氏が先月の総選挙で落選。それを受け、台湾と断交して中国と国交を樹立するのではないかとの臆測が広がっていた。

 しかし、台湾の林東亨(アンドリュー・リン、Andrew Lin)代表は、「次期首相と全国会議員との昼食会に招待され、全員と話した結果、全員から確約を得た」と強調した。テオ氏は今週、首相に就く。

 ツバルは、台湾と外交関係を維持する12か国の一つ。近隣の島国ナウルは今年1月、外交関係を台湾から中国に切り替えた。(c)AFP