【2月25日 AFP】ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年に当たる24日、同国のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は首都キーウで「われわれは勝利するだろう」と述べ、米軍事支援の遅れや東部アウディーイウカ(Avdiivka)陥落など難局に直面する中、国民に奮起を促した。

 ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)新総司令官も「光は常に闇に勝つ」とし、勝利を確信していると語った。

 ゼレンスキー氏はこの後、先進7か国(G7)首脳のオンライン会議に参加し、ロシアに勝利するにはG7諸国からの「死活的に重要な支援」が必要だと訴えた。

 欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相、イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相はキーウを訪れ、ゼレンスキー氏と行動を共にした。

 G7は会議後、共同声明を発表し、「2024年度のウクライナの歳入欠陥補填(ほてん)に向けた追加支援の承認」を加盟国に促した。

 声明はまた、「われわれは引き続きロシアの戦争負担を増大させたり、収入源を縮小させたり、軍事力増強努力を阻害したりするつもりだ」と強調した。(c)AFP