【2月21日 AFP】英国の紛争兵器研究所(CAR)は20日公表した報告書で、ロシアが1月にウクライナに撃ち込んだ北朝鮮製弾道ミサイルの残骸から欧米企業の商標が付された部品が見つかったことを明らかにした。

 ミサイルの残骸は1月2日、北東部ハルキウ(Kharkiv)州で回収された。報告書によると、分析の結果、非北朝鮮産の電子部品が「290個以上」確認された。内訳は75%が米国企業関連、16%が欧州企業関連の部品だった。

 確認された外国製部品の半数からは製造時期に関する情報が読み取れ、そのうち75%以上が2021~23年だった。CARはこうした分析結果に基づき、ミサイルの組み立て時期を23年3月以降と結論付けている。

 米ホワイトハウス(White House)は1月初め、ロシアは北朝鮮から供与されたミサイルをウクライナへの攻撃に使用したと発表していた。(c)AFP