【1月5日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は4日、ロシアが北朝鮮から供与されたミサイルを対ウクライナ攻撃に使用したと発表した。これについてウクライナ空軍は翌5日、現時点で未確認だと明らかにした。

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は4日夜、北朝鮮がロシアに提供した射程約900キロのミサイルが、ロシア軍がここ1週間に行った二つの対ウクライナ攻撃で使用されたと発表。

 カービー氏はさらに、ロシアはイランからもミサイルを入手しようと試みていると指摘した。

 だがウクライナ側は翌日、この発表について、独自に裏付けが取れていないと明かした。

 ウクライナ空軍の報道官は国営メディアに対し、「現時点で、そうしたミサイルが使われたとする情報はない」と述べ、「よって専門家が破片を調べ、その後に事実かどうか判断できる。今はまだ確認することはできない」と説明した。(c)AFP