【2月19日 AFP】23-24イタリア・セリエAは18日、第25節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は2-4で激戦の末にACモンツァ(AC Monza)に敗れ、ユベントス(Juventus)を抜いて2位に浮上する機会をふいにした。

 この結果ミランは、ライバルの首位インテル(Inter Milan)から11ポイント差、2位ユベントスと同2差の3位のままとなった。

 45分にマッテオ・ペッシーナ(Matteo Pessina)のPKで先制し、前半アディショナルタイム6分にはダニー・モタ(Dany Mota)が追加点を決めたモンツァは、2点リードでハーフタイムを迎えた。

 53分にルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)が相手選手を殴打としたとしてレッドカードを提示されてミランが10人となり、モンツァは快勝を収めるかに思われたが、これを受けてミランを率いるステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はFWオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)を投入。これが奏功し64分にジルーが1点を返すと、さらに88分にはこちらも途中出場のクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が同点ゴールを決めた。

 それでもモンツァは90分、ウォーレン・ボンド(Warren Bondo)がミドルシュートで勝ち越しゴールを決めると、アディショナルタイム5分にはロレンツォ・コロンボ(Lorenzo Colombo)が4点目を挙げた。

 ピオリ監督は「本当に痛い敗戦。これ以上ひどい夜になることはあり得ない」と試合後に述べた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝トーナメント1回戦の初戦でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝利したラツィオ(SS Lazio)は、1-2でボローニャ(Bologna FC)に逆転負けを喫した。

 4連勝を飾ったボローニャは5位のままとなったが、消化試合の一つ少ない4位アタランタ(Atalanta)と勝ち点45で並んだ。敗れたラツィオは8位に順位を落としている。(c)AFP