【2月19日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第22節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は2-3で下位VfLボーフム(VfL Bochum)にまさかの敗戦を喫し、2015年以来の公式戦3連敗。優勝争いで首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝ち点8差をつけられた。

 バイエルンはこれで、0-3で完敗した前節レバークーゼン戦、ラツィオ(SS Lazio)に0-1で敗れた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)に続く黒星となった。トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督にかかるプレッシャーは強まっているが、本人は試合後も「きょうの負けは不当で、われわれは非常にアンラッキーだった」と強気に話した。

 ボーフムとの直接対決では、過去5試合中3試合で7-0と大勝しているバイエルンは、14分にジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)のゴールで先制し、公式戦180分以上ぶりとなる得点を挙げた。

 しかしその後の攻勢をかわされると、38分にカウンターから浅野拓磨(Takuma Asano)に低い弾道のシュートを決められ、同点に持ち込まれた。さらにそのわずか6分後には、CKからケベン・シュローターベック(Keven Schlotterbeck)に逆転ゴールを許した。

 後半残り13分には、ダヨ・ウパメカノ(Dayot Upamecano)がペナルティーエリア内でケビン・シュテーガー(Kevin Stoeger)に肘打ちして2枚目のイエローカードをもらい、2試合連続の退場で1人少なくなると、これで与えたPKをシュテーガーに決められて1-3とされた。

 その後、残り3分でハリー・ケイン(Harry Kane)が得点して試合に生き残り、さらには同点のチャンスもつくり出したが、力のないヘディングシュートは相手GKの正面に飛んだ。

 トゥヘル監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「質の高いチャンスを十二分につくり出したし、普段の選手たちなら仕留められていたはずだ」と攻撃陣が得点機会を逃したことを嘆いた。(c)AFP