【2月18日 AFP】NBAオールスターゲーム(2024 NBA All-Star Game)を控えた17日、米インディアナ州インディアナポリス(Indianapolis)で各種コンテストが行われ、史上初となるNBAと米女子プロバスケットボール(WNBA)の3ポイント対決では、ステフェン・カリー(Stephen Curry)が29-26でサブリナ・イオネスク(Sabrina Ionescu)に勝利した。

 今年初めて行われた男女対決は、NBAからは3ポイント成功数で史上最多記録を持つゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のカリー、WNBAからは1シーズンの3ポイント成功数で歴代トップに立つニューヨーク・リバティ(New York Liberty)のイオネスクという、一流ガード同士の勝負となった。

 その中で、まずはイオネスクが26点をマークしたが、カリーは右コーナーからの最後の4投を連続で成功させて勝利。その後はイオネスクとハグを交わして健闘をたたえ合った。

 イオネスクは「多くの少女や少年に、シュートは誰でも打てるということを示せた」と話し、「性別は関係ない。大事なのはハートと、ベストの自分を目指す気持ちだと思う」と呼びかけた。

 対するカリーも「次は誰がやってくれるか分からないけど、こういう試みは続けていかないといけない」と話し、「彼女がこの舞台に立ったのは、次の世代の少年少女にはすごく刺激になるだろうし、自分もここで戦いたいと思ったり、僕らに自分の姿を重ねたりしてもらえたはずだ」とコメントした。

 従来の3ポイントコンテストでは、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のダミアン・リラード(Damian Lillard)が26ポイントで連覇を達成。最後のショットを決めてアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のトレイ・ヤング(Trae Young)とミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のカール・アンソニー・タウンズ(Karl Anthony-Towns)の24点を上回った。

 3ポイントコンテストの2年連続優勝は、2007〜08年のジェイソン・カポノ(Jason Kapono)以来となる。

 ダンクコンテストでも、マック・マクラング(Mac McClung)が連覇を果たした。オーランド・マジック(Orlando Magic)傘下のGリーグチームでプレーするマクラングは、NBAのレジェンドであるシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏を跳び越えて両手でリバースダンクを決め、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)のジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)との決勝を制した。

 こちらは2015年と16年に優勝したザック・ラビーン(Zach LaVine)以来の連覇となった。

 スキルズチャレンジは、タイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)、ベネディクト・マサリン(Bennedict Mathurin)、マイルス・ターナー(Myles Turner)の3人で臨んだインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)が、チームオールスターとのタイブレークを制して優勝した。(c)AFP