【2月18日 AFP】23-24フランス・リーグ1は17日、第22節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-0でナント(FC Nantes)に勝利。先日、今シーズン限りでの退団の意向をクラブ側に伝えたキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、途中出場から得点を挙げた。

 PSGは60分、相手選手に当たってコースが変わったリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)のシュートで均衡を破ると、78分にはエムバペが自ら獲得したPKを沈めて勝利を決定づけた。

 16日に2位ニース(OGC Nice)がここ9試合で5敗目を喫したため、首位PSGは勝ち点差を14に広げており、最多12回目のリーグ制覇はほぼ確実な情勢となっている。

 しかしながら、PSGではエムバペの今後についてが大きく取りざたされており、7年在籍するチームでの最後の数か月を迎えている。エムバペはクラブ関係者に対し、契約満了後は自由契約で退団する意向を伝えており、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)加入が有力視されている。エムバペの退団発表は数か月後になるとみられている。

 PSGのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は試合後、「エムバペに関してはすべて非常にうまくいっている。問題ない」と述べた。

 PSGは、ミッドウイークに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に2-0で勝利を飾った。この試合でもゴールを決めたエムバペをナント戦の先発から外した決断について指揮官は、「とても簡単だが、説明するのは難しい」とし、「2日前(ソシエダ戦からは中2日)のチャンピオンズリーグの後で良いプレーをするにはエネルギーが必要で、(ソシエダ戦で)プレーしなかった選手に時間を与える必要があると思った。われわれには野心的な目標があり、すべての選手が必要だ」と述べた。

 同日の試合でルアーブルAC(Le Havre AC)に3-0で勝利したリール(Lille OSC)がニースと勝ち点1差の暫定3位に浮上したが、18日に試合を控えるASモナコ(AS Monaco)は、トゥールーズ(Toulouse FC)に勝利すれば2位に上がることになる。(c)AFP