【2月18日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は17日、同国に対しパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南端ラファ(Rafah)に侵攻しないよう求めることは、イスラム組織ハマス(Hamas)との「戦争に負けろ」と言うのも同然だと反発した。

 ネタニヤフ氏は、昨年10月7日にイスラエルを攻撃したハマスを「壊滅」させると宣言しており、人質解放合意の有無にかかわらずラファに侵攻する構えを見せている。

 ネタニヤフ氏は記者会見で、「たとえそれ(人質解放合意)が実現したとしても、ラファに入るだろう」と述べた。

 約140万人が避難するラファ侵攻をめぐっては、最も緊密な同盟国である米国を含む各方面から思いとどまるよう求める声が高まっている。

 イスラエル軍は、犠牲者を最小限に抑えるため、ラファからの民間人退避を進めていると主張しているが、避難計画の詳細は示していない。(c)AFP