【2月17日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は16日、「パレスチナ国家の承認は、フランスにとってタブーではない」と述べた。マクロン氏がパレスチナ国家の承認に踏み込んだのは、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での一連の軍事衝突が始まって以来初めて。

 マクロン氏の発言は、パリでヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah II)と共同記者会見に臨んだ時のもの。

 これに先立ち、米紙ワシントン・ポストは、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)政権とアラブ諸国の小グループが、イスラエルとパレスチナの長期的な和平に向けた包括的な計画を策定していると報じた。その中には、パレスチナ国家樹立に向けた明確なスケジュールも含まれているという。

 同報道を受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、国際社会によるパレスチナ国家承認案を拒絶した。(c)AFP