【2月12日 AFP】第21回世界水泳選手権(21st World Aquatics Championships)は11日、カタール・ドーハで競泳が始まり、中国の潘展楽(Pan Zhanle)が男子100メートル自由形で46秒80の世界新記録を樹立した。

 第1泳者を務めた男子4×100メートル自由形リレー決勝で記録し、2022年の欧州水泳選手権(LEN European Aquatics Championships 2022)でダビド・ポポビチ(David Popovici、ルーマニア)がマークした従来記録の46秒86を0秒06更新した。

 中国は3分11秒08で金メダルを獲得し、イタリアが3分12秒08で銀メダル、米国が3分12秒29で銅メダルを手にした。

 19歳の潘は昨年のアジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)で100メートルを含む3冠を達成。これまでの自己ベストは歴代5位の46秒97だった。

 女子4×100メートル自由形リレー決勝はオランダが3分36秒61で制し、オーストラリアが0秒32差で2位、カナダが3位に入った。

 男子400メートル自由形は、韓国の金遇旼(Kim Woo-min)が3分42秒71で優勝。2022年の世界王者エライジャ・ウィニントン(Elijah Winnington、オーストラリア)が僅差の2位となり、東京五輪金メダリストのアハメド・ハフナウイ(Ahmed Hafnaoui、チュニジア)は予選17番手で決勝進出を逃すまさかの結果となった。

 女子400メートル自由形はエリカ・フェアウェザー(Erika Fairweather、ニュージーランド)が圧勝した。(c)AFP