【2月8日 AFP】フィンエアー(Finnair、フィンランド航空)は7日、利用者の体重と手荷物の重さの測定を開始したと発表した。離陸前の航空機の適切な重量を決めるための研究の一環だという。

 フィンエアーによると、体重と手荷物の測定は、2、4、5月に任意ベースで実施する。

 同航空の広報担当者はAFPに対し、「ヘルシンキ空港(Helsinki Airport)で5日から開始した。これまでのところ、500人以上が参加している」と述べた。

 フィンエアーは、航空機のバランスを計算するために「機体自体、燃料、預け入れ荷物、貨物、機内食、水タンクのほか、もちろん旅客の重さ」を知る必要があると説明。航空各会社は、航空当局から提供される平均重量、もしくは独自に収集したデータを利用することができるともした。

 フィンエアーの地上支援業務部門の責任者は、「収集したデータは、顧客の個人情報とはいかなる形であってもひもづけられない」とし、「体重と手荷物の総計を知ることができるのは測定場所の担当者のみなので、安心して研究に参加することができる」としている。(c)AFP