【2月8日 AFP】2022年12月にスペイン・バルセロナ(Barcelona)市内のナイトクラブで若い女性をレイプした罪に問われているサッカー元ブラジル代表DFのダニエウ・アウベス(Daniel Alves)が7日、バルセロナの裁判所で行われた公判で女性への性的暴行を否定した。

「彼女は帰りたければ帰れたし、その場にいることを強制されていなかった」と述べ、女性側からは「一度も」帰りたいと言われなかったと主張。殴ったり髪をつかんだりしたとされる暴行の事実も否定した。

 検察側はアウベスに対し禁錮9年と損害賠償15万ユーロ(約2400万円)の支払いを求めている。

 また、女性の担当心理士は、女性に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状がみられると述べたが、アウベスの弁護側は事件をめぐるメディアの過剰な注目が原因だと反論した。

 5日から始まった公判はこの日が最終日で、判決は数週間後に下される。

 現在40歳のアウベスはスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で活躍した世界的な選手だが、逮捕後は所属していたメキシコ1部のプーマスUNAM(Pumas)に契約を解除されている。(c)AFP/Rosa SULLEIRO