【6月22日 AFP】性的暴行の疑いで勾留されているサッカースペイン1部リーグ、元FCバルセロナ(FC Barcelona)のダニエウ・アウベス(Daniel Alves、40)が、逮捕後初のインタビューに応じ、無実を主張するとともに「やましいことはない」と述べた。

 アウベスは1月、昨年12月にバルセロナ(Barcelona)市内にあるナイトクラブのトイレで若い女性をレイプしたとして逮捕され、逃亡の恐れがあると裁判所に判断されたため、現在も身柄を拘束されたまま裁判を待っている。

 21日付のスペイン地方紙バンガルディア(La Vanguardia)に掲載されたインタビューで、アウベスは「あの夜、ナイトクラブのVIPエリアのトイレで起きたことについて、やましいことはまったくない」とし、「何が起きて、何が起きなかったかだ。起きなかったことは、私がこの女性に何かを強要したということだ」と続けた。

 当初この事件が報じられると、逮捕前のアウベスは女性との面識はないとテレビのインタビューに応じていた。しかし、逮捕後の取り調べでは合意の上で関係を持ったと供述を変えていた。

 インタビューでアウベスは、最初は他の女性との付き合いを認めれば、妻と別れることになるのではないかと恐れてうそをついたと明かし、「今日私が苦しんでいる結果を気にとめることなく、自分の不倫から結婚生活を守るために必死だった」と続けた。

 当時、アウベスはブラジル代表として出場したW杯カタール大会(2022 World Cup)後の休暇で、バルセロナに滞在していた。(c)AFP