【2月6日 AFP】ジョージア当局は5日、ジョージアを経由してロシアに爆発物を持ち込もうとしたウクライナ人の計画を先月阻止したことを明らかにした。

 ジョージアの国家保安庁は、6個の爆発装置が「1月19日にウクライナ南部オデーサ(Odessa)からルーマニア、ブルガリア、トルコを経由し、ウクライナ国籍の人物のミニバンに積まれてジョージアに持ち込まれた」と説明。重量14キロ分のプラスチック爆薬C4も含まれていたとしている。

 爆発装置3個はロシアとの国境検問所で押収、残り3個は首都トビリシで発見したという。計画の調整役を務めたのはジョージア出身のウクライナ人だとしている。

 ロシアは2008年、ジョージアに侵攻。その後も一部地域に軍部隊の駐留を続けているが、両国関係はこのところ拡大しているとされる。

 昨年には、ジョージアの航空会社ジョージアン・エアウェイズ(Georgian Airways)がモスクワ行きの便を再開。ウクライナはこれを受け、同社への制裁を発動した。

 映像はジョージア国家保安庁が5日公開。(c)AFP