【2月4日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2024)は3日、第1節の試合が行われ、イングランドは27-24でイタリアを下した。

 エリオット・デイリー(Elliot Daly)とアレックス・ミッチェル(Alex Mitchell)が1トライずつ決め、ジョージ・フォード(George Ford)がキックで残りの得点を稼いだ。ホームで奮闘したイタリアを相手に快勝とはならなかったが、シックスネーションズの大会初戦としては2019年以来の勝利。前日の開幕戦でフランスからボーナスポイント付きの白星を挙げたアイルランドと1ポイント差の2位につけた。

 対するイタリアもトライの数では3対2とイングランドを上回り、前半の中盤過ぎまでは9点差でリードしていたが、ゴンサロ・ケサダ(Gonzalo Quesada)新ヘッドコーチ(HC)の初陣を白星で飾ることはできなかった。

 それでも終了間際にはモンティ・イオアネ(Monty Ioane)のトライでボーナスポイントを獲得するなど内容は明るく、後半のトンマーゾ・アラン(Tommaso Allan)のペナルティーゴール(PG)が決まっていれば、最後まで分からない展開となっていてもおかしくなかった。

 スコットランドは27-26でウェールズに勝利し、敵地カーディフで22年ぶりの白星を収めた。

 後半序盤に27-0とリードしたところから26連続得点を許したが、猛反撃を乗り越えてカーディフでの連敗を11でストップした。

 スコットランドは前半にピエール・スクーマン(Pierre Schoeman)のトライとドゥーハン・バン・デル・メルベ(Duhan van der Merwe)の2トライで主導権を握ったが、新生ウェールズもスコットランドに2枚のイエローカードが出されたことにも助けられ、4トライを奪って反撃。

 1点差で残り10分を迎えると、スコットランドは落ち着きを取り戻し、バン・デル・メルベのハットトリックはテレビジョンマッチオフィシャル(TMO)によって認められなかったが、最後は敵陣まで押し込んで試合を締めくくった。(c)AFP