【2月3日 AFP】国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)は2日、イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘開始から4か月近くが経過する中、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で保護者とはぐれるかいない子ども、一方もしくは両方の親を失った子どもは推定で少なくとも1万7000人に上ると発表した。

 ユニセフのジョナサン・クリックス(Jonathan Crickx)広報官は、エルサレム(Jerusalem)からビデオ形式でスイス・ジュネーブでの記者会見に参加。負傷するか、ショック状態で病院に搬送され、「自分の名前すら言えない」子もおり、身元を追跡するのは「極めて困難」だと指摘した。

 また、紛争下では、親を失った子どもの面倒を近親者が見るのが一般的だが、ガザでは食料、水、避難所がほとんどなく、「親族も自分の家族と子どもの食料などを調達するのに必死で、他の子どもの世話をすぐに引き受ける余裕がない」と話した。

 子ども一人ひとりが「恐ろしい新たな現実と折り合いを付けようとしている」と指摘。「(ハマスがイスラエルに越境攻撃した昨年)10月7日のような暴力や、あの日から続いているような暴力に子どもがさらされることはあってはならない」と強調した。

 さらに、親のいない子どもの数を正しく把握し、親族捜しと精神的支援の提供が可能になるよう停戦を求めた。(c)AFP