【2月2日 AFP】ラトビアの議会は1日、軍事侵攻を受けているウクライナとの団結を示すため、ラトビア代表のスポーツチームがロシアとその同盟国ベラルーシと対戦するのを禁止する修正案を可決した。

 バルト三国の一つでかつて旧ソ連の一部だったラトビアは、北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の一員で、約2年前にロシアが侵攻を開始して以降ウクライナの強固な支援国となっている。

 今回の法改正で対象となるのはホッケー、サッカー、野球をはじめ、その他スポーツの代表チームで、国旗や中立旗の下かどうかにかかわらず、ロシアとベラルーシと対戦することが禁止される。

 また、ラトビアのスポーツ大会主催者が、両国代表チームを招待することを禁止する別の修正案も承認された。

 この新しい法律により、仮に2024年パリ五輪で対戦相手がロシア、あるいはベラルーシになった場合、ラトビア代表チームは試合をすることができなくなる。

 ラトビアは東京五輪で優勝した3x3バスケットボール男子チームをはじめ選手の多くが、ロシアの参加が認められればパリ五輪をボイコットすることを検討している。(c)AFP