【2月1日 AFP】米中央軍(CENTCOM)は1月31日、イエメンで親イラン武装組織フーシ派(Huthis)の無人機10機と管制施設を攻撃したと発表した。

 中央軍はまた、フーシ派が発射した対艦ミサイルと、イランの無人機3機を米艦が撃墜したとしている。

 米軍は最近、フーシ派や他の親イラン武装勢力に攻撃を加えているが、米、イラン両国とも直接の戦闘は回避してきた。米軍が今回、イランの無人機を撃墜したことで、両国間の緊張が高まる恐れが出てきた。

 中央軍は声明で、現地時間2月1日早朝、「フーシ派の無人機管制施設と無人機10機」を攻撃したと明らかにした。「地域の商船および米艦に差し迫った脅威があった」としている。

 中央軍はこれに先立ち、駆逐艦カーニー(USS Carney)が、フーシ派が発射した対艦弾道ミサイル1発を撃墜したと発表。その後、1時間もたたない内に、イランの無人機3機を撃墜したとした。無人機が攻撃用か偵察用かは明らかにしていない。(c)AFP