【1月26日 AFP】イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)の代表団が25日、ロシア・モスクワを訪問し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争を終結させるため、米国とイスラエルに対する「圧力を強める必要性」について協議した。フーシ派報道官が明らかにした。

 モハメド・アブデルサラム(Mohammed Abdel Salam)報道官はX(旧ツイッター)に、代表団を率いてロシアのミハイル・ボグダノフ(Mikhail Bogdanov)外務次官と面会し、ガザ衝突について協議したと投稿した。

 フーシ派は昨年11月以降、ガザ攻撃をやめるようイスラエルに圧力をかけるためとして、紅海(Red Sea)を航行する船舶を頻繁に攻撃している。

 これを受け、米国と英国はフーシ派に対する報復攻撃を行った。

 アブデルサラム氏によると、ボグダノフ氏とはこの米英の攻撃についても協議し、米国にとっては「紅海に軍隊を配備するより、ガザ侵攻を終結させ人道支援を行う」ことの方がより喫緊の課題だという見解で一致したという。(c)AFP