【1月25日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は24日、第13節延期分の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1‐0でウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に勝利。試合中には、ウニオンの指揮官がリロイ・ザネ(Leroy Sane)の顔をつかんだとしてレッドカードを提示される事態が起きた。

 バイエルンがラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)の後半開始直後の得点で先行する中、残り20分ほどでウニオンのケビン・ベーレンス(Kevin Behrens)がペナルティーエリア内で倒された。

 しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入しない決定を下したことでウニオンの選手やスタッフは怒りを見せ、その数分後にはネナド・ビエリツァ(Nenad Bjelica)監督が、スローインをしようとしたザネの顔をつかみ、体を押した。

 ビエリツァ監督は退席処分を受けて、敵のサポーターと口論しながら警備員に付き添われてスタンドに向かい、ザネにも報復行為でイエローカードが提示された。

 ウニオンが終盤に同点ゴールを狙う中、バイエルンは逃げ切ったものの、首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と勝ち点4差で慣れない2位にとどまっているチームには緊張感が見て取れた。

 ビエリツァ監督は試合後、ザネが「私を挑発した」としながらも、「したことは許されるべきではない。レッドカードは理解している」と述べた。(c)AFP