【1月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の保健当局は24日、イスラエル軍による前夜からの激しい攻撃で、少なくとも125人が死亡したと発表した。

 最も激しい戦闘は、ガザ地区南部ハンユニス(Khan Yunis)で展開されている。同市は、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)氏の出身地でもある。

 国連(UN)人道問題調整事務所(OCHA)によると、イスラエル軍はハンユニス市内の住民・避難民計50万人がいると推定される地区に対し、事前に新たな避難命令を出していた。

 イスラエル軍は同市を「包囲」し、「ハンユニス(難民)キャンプ周辺」の作戦を強化していると発表した。

 ハマス当局は、殺害されたのは200人以上で、ガザ各地の病院には一晩で計125人の遺体が運び込まれたと主張。さらに、イスラエル軍が「数万人」をハンユニスから、ガザ南端のエジプト国境の街ラファ(Rafah)へ強制的に避難させたと非難している。(c)AFP/Adel Zaanoun with Rosie Scammell in Jerusalem