【1月27日 AFP】黒と白の羽毛が特徴のジェンツーペンギンの群れの中に、「真っ白」なペンギンの個体が観察された。チリ海軍の隊員が今月4日に初めてその姿を確認した。

 海洋生物学者によると、見つかったのはジェンツーペンギンでは珍しい「白変種」で、一定の割合で出現する可能性があるという。

 白変種は色素の減少によって、体毛・羽毛・皮ふなどが白化した個体で、突然変異によって生じ、アルビノ(先天性色素欠乏症)とは異なる。

 南極の基地で活動し、ペンギンを見つけたチリ海軍の隊員の一人は「この個体に出会った時、隊員たちはとても感動して、記録としてすぐに写真を撮りたいと思った」と話した。(c)AFP