【1月23日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は23日、12億ドル(約1800億円)規模の砲弾調達契約に調印した。155ミリ砲弾が20万発以上納入される見通し。

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、NATO加盟国はウクライナに多数の重火器を供与しており、弾薬在庫は枯渇しつつある。

 今回NATOとの契約に調印したのは、フランスのネクスター(Nexter)とドイツのユンハンス・マイクロテック(Junghans Microtec)。納品は2025年末からで、NATO側は約22万発分と推計している。

 NATOのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は「ウクライナ支援を継続する中で、同盟各国が弾薬在庫を補充することは重要だ」と述べた。

 欧州連合(EU)も域内の防衛関連の生産力強化を目指している。ウクライナに3月までに砲弾100万発を供与する目標を掲げているが、大幅に未達となっている。(c)AFP