【1月20日 AFP】米歌手マドンナ(Madonna)さんのファン2人が、米ニューヨークでのコンサートの開演が予定より2時間遅れたとして、マドンナさんらを相手取り損害賠償を求めて提訴したことが19日、米ニューヨーク・ブルックリン(Brooklyn)の連邦裁判所の文書で明らかになった。

 ファン2人は、昨年12月に行われたマドンナさんの「セレブレーション・ツアー(The Celebration Tour)」の開演の遅れをめぐり、マドンナさんと、ツアー大手のライブネーション(Live Nation)、さらに会場となったニューヨークのバークレイズ・センター(Barclays Center)を訴えている。損害賠償額は明示されていない。

 17日に提出された訴状によると、「バークレイズ・センターでのコンサートは午後8時30分開始と告知されていたが、マドンナさんがステージに立ったのは3夜とも午後10時30分すぎで、大半の観客は翌日の午前1時すぎに会場を後にした」「マドンナさんは、時間通りにパフォーマンスを確実に終わらせることができない不誠実な態度を示し、その結果、チケット購入者はコンサート開始まで何時間も待たされた」。

「公共交通機関の最終便を逃すなどして帰宅できずに真夜中に立ち往生した客もいた」。

 さらに、「マドンナさんは長年、会場への到着とコンサートの開始が遅く、時には数時間遅れることもある」としている。

 AFPはマドンナさんの代理人、バークレイズ・センターとライブネーションにコメントを求めたが、いずれからも回答は得られなかった。(c)AFP