【1月9日 AFP】米ポップミュージック界のスーパースター、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんのセクシュアリティー(性的指向)を推測する長文コラムが物議を醸している。米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に掲載されたコラムで、一部のソーシャルメディアユーザーは撤回を求めている。

 オピニオン欄に掲載された5000ワードの長文コラムは、同欄編集者のアナ・マークス(Anna Marks)氏によるもの。スウィフトさんは異性愛者だと公言しているにもかかわらず、クィアであることをファンに婉曲(えんきょく)的に伝えているとの考えを示した。

 AFPは同紙とスウィフトさんの代理人にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

 スウィフトさん側のスタッフの一人は匿名でCNNの取材に応じ、このエッセーは「個人的な問題に立ち入り過ぎているだけではなく、虚偽であり、不適切」だと批判している。

 スウィフトさんの恋愛関係は長年、タブロイド紙やファンの間のみならず、自身の曲作りにとっても格好の素材を提供してきた。

 スウィフトさんはこれまで、俳優のトム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)さん、ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)さん、ジョー・アルウィン(Joe Alwyn)さん、歌手のハリー・スタイルズ(Harry Styles)さん、バンド「The 1975」のフロントマン、マット・ヒーリー(Matt Healy)さん、ミュージシャンのジョン・メイヤー(John Mayer)さんらとの仲を取り沙汰されてきた。

 数か月前からはNFLのトラビス・ケルシー(Travis Kelce)選手と堂々とデートしているところを試合会場などでしばしば目撃されている。

 LGBTQ+の権利を擁護してきたスウィフトさんがクィアだと公言したことはない。ただ、本人のセクシュアリティーをめぐっては何年も臆測が飛び交っている。(c)AFP/Maggy DONALDSON