【1月15日 AFP】ブルネイで14日、アブドゥル・マティン王子(Prince Abdul Mateen、32)の結婚式にアジアや中東の政府要人や王族らが出席し、10日間にわたって行われている祝賀行事は最高潮に達した。

 礼服を着用したマティン王子と、白いウエディングドレスにきらびやかな宝石を身に着けたヤン・ムリア・アニシャ・ロスナー(Yang Mulia Anisha Rosnah)さん(29)は、イスタナ・ヌルル・イマン(Istana Nurul Iman)宮殿で式に臨んだ。

 首都バンダルスリブガワンでは、夫婦として初めて公の場に姿を現し、ロールスロイス(Rolls-Royce)のオープンカーから沿道の観衆に手を振った。

 マティン王子は、アジアで最も結婚したい独身男性の一人に挙げられてきた。存命する世界の君主で在位期間が最も長く、世界一の富豪だったこともあるハサナル・ボルキア(Hassanal Bolkiah)国王の第10子。

 アニシャさんは、ボルキア国王の顧問の孫娘で、報道によると、自らのファッションブランドを持ち、観光会社を共同経営している。

 招待客は5000人と報じられ、ヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、ブータンの王族も参列。マレーシアのアンワル・イブラヒム(Anwar Ibrahim)首相、インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領、フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領の姿もあった。(c)AFP/Martin ABBUGAO