【1月15日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は14日、カタール・ドーハなどでグループリーグの試合が行われ、グループCではイランとアラブ首長国連邦(UAE)がそれぞれ白星発進を飾った。

 イランはパレスチナに4‐1で快勝。UAEは55年ぶりの大会出場を果たした香港に3‐1で勝利した。

 最多に並ぶ4度目の優勝を目指すイランは、開始64秒でカリム・アンサリファルド(Karim Ansarifard)が先制点を決めると、12分にはFKから最後はショジャ・ハリルザデ(Shojae Khalilzadeh)が押し込んで追加点。さらに38分にはメフディ・ガエディ(Mehdi Ghayedi)が3点目を挙げた。

 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエル軍とイスラム組織ハマス(Hamas)による戦闘開始から100日目を迎えたこの日、パレスチナは前半終了間際にターメル・スィヤーム(Tamer Seyam)が1点を返し、エデュケーション・シティ・スタジアム(Education City Stadium)に集まった約2万8000人の観衆からはこの日一番の歓声が上がった。

 その後イランは、55分にサルダル・アズムン(Sardar Azmoun)がチーム4点目を奪取した。

 香港は3度あったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定がすべて不利に働いた。UAEの得点のうち2ゴールはVAR判定で与えられたPKだった一方、終盤の香港の得点は主審がリプレー映像をチェックした後に取り消された。(c)AFP