【1月13日 AFP】フランス・パリ13区にこのほど、2016年に亡くなった英歌手デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の名を冠した通りが誕生した。

「デヴィッド・ボウイ通り」の構想は、ロック界の象徴的存在だったボウイのファンでもあるパリ13区のジェローム・クメ(Jerome Coumet)区長が2020年の初め頃に考案したもので、同年中にパリ市の承認を得ていた。通り名にボウイの名が付けられた例はこの他に記録がないという。

 通り名が記載された看板は、ボウイの77回目の誕生日に合わせてお披露目された。式典にはボウイと幼い頃からの友人であり、芸術家のジョージ・アンダーウッド(George Underwood)さんも参加し、「デヴィッド・ボウイ通り…信じられません。きょうここで彼に対する皆さんの愛と敬意を目の当たりにすることができて光栄に思います。デヴィッド・ボウイ万歳。わが友よ」と話した。

 式典会場を訪れていた学生は「私はパリに住んでしばらくたちますが、彼のための場所があると思うと本当にうれしいです。(中略)デヴィッド・ボウイの曲を聴いたり、同じようにボウイを愛する人々に会えたりする、集いの場所になるかもしれません」と話した。(c)AFP