【1月10日 Xinhua News】中国香港特別行政区天文台は8日、香港の2023年の年間平均気温が摂氏24・5度に上り、観測史上2番目の高さとなり、1991~2020年の正常値を1・0度上回った。

 記録によると、23年の平均最低気温は摂氏22・6度、平均最高気温は摂氏27・2度で、記録が残る1884年以降で、最低気温は最も高く、最高気温は2番目の高さだった。夏季(6~8月)の平均気温も摂氏29・7度に達し、最も高かった。

 天文台は23年7月27日に年間最高気温となる36・1度を、12月23日に年間最低気温となる摂氏8・1度をそれぞれ観測した。

 23年の酷暑(最高気温33~34度)の日数は54日、熱夜(最低気温28度以上)は56日、異常酷暑(最高気温35度以上)は4日だった。寒冷(8~12度)の日数は14日で、1991~2020年の正常値より1・2日少なかった。

 年間降雨量は2774・5ミリで正常値の2431・2ミリより約14%多かった。豪雨警報は3段階の2番目となる「赤色」の発令数が8回、3段階の最高となる「黒色」は2回だった。(c)Xinhua News/AFPBB News