【1月6日 AFP】1月1日が月曜日で、うるう年の2024年の暦と完全に一致する1996年のカレンダーが再利用されている。これぞ究極のリサイクルだ。

 今年と1996年の暦が一致するという話題はインターネット上で関心を集め、1990年代のレトロファンは30年近く前のビンテージカレンダーを探し求めた。

 新年を迎えると、1996年のカレンダーが2024年にいかに役立つかを指摘する投稿が増え、あるティックトック動画の再生回数は150万回を超えた。

 X(旧ツイッター)で拡散された別の投稿は、当時子役スターだったジョナサン・テイラー・トーマス(Jonathan Taylor Thomas)さんのカレンダーを大切に保存していた人々に、ジョーク交じりに再利用を呼び掛けている。トーマスさんは現在42歳だ。

 米国の1996年のカレンダーには、今年と同じく米大統領選の日付が11月5日と記されており、日程はずれているものの、五輪開催年なのも同じだ。

 米インターネット競売大手イーベイ(eBay)などの中古品販売サイトでは、「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズから、バービー(Barbie)人形、モデルで俳優のパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)さんをフィーチャーした物まで、さまざまなテーマの1996年のカレンダーが多数販売されている。

 値段は50~200ドル(約7200~2万9000円)で、アニメーション映画『ポカホンタス(Pocahontas)』(1995)のカレンダーには149.99ドル(約2万2000円)の値が付いている。

 1990年代のファッションやヘアスタイルがリバイバルし、当時の大ヒットコメディードラマ「フレンズ(Friends)」の人気もいまだに根強い。1996年のカレンダーの再利用は、こうしたブームに乗った形だ。

「タイム・アンド・デート(Time and Date)」のウェブサイトは、1968年と1940年のカレンダーも今年再利用できると指摘している。(c)AFP