【1月6日 AFP】米大リーグ(MLB)のタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に所属するワンダー・フランコ(Wander Franco、22)が5日、未成年の少女に対する不適切行為などの疑いがある件で、母国ドミニカ共和国の裁判所に出廷した。

 フランコは2022年12月に2日間にわたって10代の少女(現在15歳)と性交したとされており、「商業的性的搾取」とマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがかけられている。少女の母親も同疑いで出廷した。

 検察によれば、フランコは少女の母親の同意を得て少女と数か月間交際し、さらに口止めのため少女の母親に月1700ドル(約25万円)を支払ったり車を与えたりしたとされている。

 取り調べは非公開で行われたが、フランコは休憩時間に報道陣に対し「全て神の手に委ねる」とコメントした。裁判所はフランコに月1度の出廷を命じた。

 フランコは昨シーズン、58打点、17本塁打を記録するなどMLB屈指の活躍を見せていたが、リーグ側が疑惑に関して独自の調査を行うとして、8月から無期限の休職扱いとなっている。レイズもリーグの決定を支持するとしている。(c)AFP