【1月5日 CGTN Japanese】中国航空工業集団(AVIC)傘下の航空工業通用飛機によりますと、中国が独自に研究開発した電動飛行機「AG60E」が3日、中国南東部・浙江省の建徳千島湖で初飛行を完了しました。同機は2人乗りの軽量スポーツ類機で、機体の全長は6.9メートル、翼幅は8.6メートル、上昇限度は3600メートルで、最高水平飛行速度は時速218キロ、航続距離は1100キロとなっています。AG60機は操作の簡便さと組み立ての簡単さなどが特徴で、空港への適応性が高く、草地や硬化した土地などの非舗装滑走路での離着陸も可能です。現在ではパイロットの訓練、競技・レジャー、プライベートでの移動などの分野で幅広く利用できます。

 研究開発チームはプロジェクト開始以来、モーター、電子制御、動力バッテリーの選択、電気推進システムインテグレーションの試験・検証、電動飛行機の安全性・耐空性・適合性の設計技術の研究など多くの作業を実施し、AG60軽量スポーツ機の電動化改造を完了し、電動飛行機製品の開発と現役固定翼機の電動化改造に向けて貴重な経験を蓄積しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News