【1月1日 AFP】観測史上最も暑い年となり、気候危機やチャットボット(自動会話プログラム)などの人工知能(AI)の急速な普及、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)とウクライナで壊滅的な紛争に見舞われた激動の12か月が終わった。世界人口80億人の約半分が選挙に関わり、パリ五輪が開催される今年、大半の人々が望んでいるのは、物価の下落と騒乱の終息だ。

 世界の主要都市に先駆けて新年を迎えたオーストラリア・シドニーでは、港周辺に100万人以上が集まった。今年はあいにく湿度が高かったが、市民は終日、市内のランドマークに集まり、シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)のそばに架かるハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)などが8トン分の花火で彩られる様子を楽しんだ。

 ニュージーランド・オークランド(Auckland)、香港、フィリピンの首都マニラ、インドネシアでも新年に合わせて花火が打ち上げられた。

 穏やかな地中海に面した南フランスのヌーディストビーチでは、サンタクロースの帽子をかぶった人々が大みそか恒例の海水浴イベントに参加。ギリシャのテッサロニキ(Thessaloniki)は、串焼きの肉を頬張り、路上で踊りながら大みそかを祝う人々でにぎわった。(c)AFP