【12月27日 AFP】ペルーの首都リマ近郊サンフアンデルリガンチョ(San Juan de Lurigancho)で25日、「タカナクイ(Takanakuy)」と呼ばれる祭りが開催された。ケチュア語で「殴り合う」という意味を持つこの祭りでは、コミュニティー内の住民同士が相手めがけて拳を振るう。

 サンフアンデルリガンチョで行われた祭りでは、南部クスコ(Cuzco)州チュンビビルカス(Chumbivilcas)郡の人々が参加した。この年次行事には、音楽と伝統の踊り、キリスト教のシンボルも欠かせない。

 参加者の一人は「昔、人々は殴り合いによって、家族や隣人間の土地をめぐる争いごとを解決してきた。その伝統が受け継がれ、今ではリマで自主的に行われている」と語った。(c)AFP