【12月27日 AFP】メキシコの首都メキシコ市トラウアク(Tlahuac)地区に、米国を目指す移民が滞在するテントが並んでいる。

 アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は27日、移民問題について協議するためメキシコを訪問する。一方、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez)同国大統領は先週、米国に向かう移民への対策を強化する意向を示した。

 米国を目指す移民に、メキシコ人はほとんど含まれていない。

 米国との国境では、毎日約1万人が不法入国を試みている。人数は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)前の2倍近くに上っている。24日にも、数百人が米国を目指し徒歩でメキシコ南部を出発した。(c)AFP