【12月24日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは23日、第18節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は敵地アンフィールド(Anfield)でリバプール(Liverpool FC)と1‐1で引き分け、首位でクリスマスを迎えることになった。

 アーセナルは前半4分、マルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)のFKにガブリエウ(Gabriel Magalhaes)が頭で合わせて先制したが、リバプールも29分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が右サイドから切れ込み、ニアポストに強烈なシュートをたたき込んで同点に追いついた。

 両チームがともに優勝候補として躍り出た理由を示すべく力を尽くした結末として、引き分けはおそらく正しい結果となった。2003-04シーズン以来となるタイトルを目指すアーセナルは、2位リバプールと勝ち点1差で年末年始の過密日程を迎えることになる。

 クリスマスを首位で迎えたチームは、過去10シーズン中6シーズンで優勝しているが、この日の引き分けは3位以下のチームを元気づけるものになった。3位アストン・ビラ(Aston Villa)はリバプールと勝ち点で並び、4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はそこから3ポイント差、5位マンチェスター・シティ(Manchester City)は消化試合が一つ少ない中で首位アーセナルと6ポイント差につけている。

 一方でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、敵地ロンドン・スタジアム(London Stadium)で後半に2ゴールを奪われ、ウェストハム(West Ham)に0‐2で敗れた。

 72分にジャロッド・ボーウェン(Jarrod Bowen)、78分にモハメド・クドゥス(Mohammed Kudus)に得点を許したユナイテッドは、これで今季リーグ戦8敗目を喫して8位に転落している。

 公式戦ではここ4試合で3敗目となり、そのすべてで無得点。4試合連続ノーゴールは1992年以来となった。また、今季公式戦の黒星の数は13となり、最下位に終わった1930‐31シーズン以降では、クリスマス前までの最多敗戦数となっている。

 トッテナムは、ホームでエバートン(Everton)相手にリシャルリソン(Richarlison)と孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)がゴールを決めて2‐1で勝利。ルートン・タウン(Luton Town)は1‐0でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)を下し、残留争いで大きな勝利を手にした。(c)AFP/Steven GRIFFITHS