【12月24日 AFP】米大リーグ(MLB)のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)は23日、プロ野球(NPB)のパ・リーグで3度のセーブ王に輝いた松井裕樹(Yuki Matsui)と5年契約を結んだと発表した。

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 契約の詳細は明らかになっていないが、報道では年俸総額2800万ドル(約39億8700万円)で、26年、27年シーズン終了後のオプトアウトの権利が付いていると伝えられている。

 現在28歳の松井は、NPBの東北楽天ゴールデンイーグルス(Tohuku Rakuten Golden Eagles)で過ごした10年間で、501試合に登板して236セーブを挙げた。通算防御率2.40、860三振を記録し、2019年と2022、23年シーズンに最多セーブをマーク。今年は59試合に登板して防御率1.57、72三振の成績を残し、39セーブは自身過去最高の数字だった。

 日本代表にも選出され、今年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では優勝メンバーの一員となった。

 パドレスと同地区のナ・リーグ西地区では、2日前に山本由伸(Yoshinobu Yamamoto)がロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)と12年総額3億2500万ドル(約464億円)の契約に合意したと報じられている。

 今オフのパドレスは投手陣の補強に力を入れており、強打者フアン・ソト(Juan Soto)をニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に放出して投手4人らとのトレードを成立させた。フリーエージェント(FA)選手の獲得は、球団としては松井が今オフ初となる。(c)AFP