【12月22日 CGTN Japanese】中国東部の江蘇省南京市で21日午後、南京長江大橋の手すりに座って自殺しようとした男性を、通りかかったバスの運転手2人が救いました。

 同日午後2時ごろ、南京市D59バスの運転手の蘆賢楽さんは長江大橋を走行していた時、手すり近くを行ったり来たりする男性の姿を目にしました。蘆さんが前に進もうとしていたところ、男性は急に手すりをまたいで下を流れる長江に飛び込もうとしました。蘆さんは迷わずに停車した後、男性のところに走り出しました。後ろを走行していた538バスの運転手の李囲囲さんも状況を見た後に停車し、男性にしっかりと抱きついて、蘆さんと一緒に男性を救いました。2人は男性を手すりの内側に引っ張った後、心温まる言葉を送りました。

 李さんは当時の様子を振り返り、「私と前のバスの運転手は、相談したかのように、ほぼ同時にバスを停車した。2人で男性の服をつかんで、橋の手すりの内側に移動させて、やっと安心できた」と話しました。

 その後、運転手2人は交通に影響を与えないため、現場に駆け付けたパトロール中の警察官に男性の保護を任せ、バスを運転して現場を離れました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News