【12月22日 KOREA WAVE】
松島セントラルパークに試験導入されたスマートシティーパトロールロボット=ニュービリティー(c)KOREA WAVE
松島セントラルパークに試験導入されたスマートシティーパトロールロボット=ニュービリティー(c)KOREA WAVE

韓国のロボ開発スタートアップ「ニュービリティー」は21日、仁川警察庁、仁川経済自由区域庁、仁川スマートシティーなどと「安全でスマートな仁川市具現のための業務協定(MOU)」を締結し、仁川・松島でパトロールロボットの試験運用を始めたと明らかにした。

今回の協定は、民官協力を土台に先端技術で新たな犯罪類型・脅威に対応可能な治安環境を構築することを目標としている。

パトロールロボットは昼夜24時間、危険地域のパトロールと施設安全点検を実施する。異常状況発生時、仁川警察庁・延寿警察署、仁川経済自由区域庁管制センターと連係し、迅速な現場介入と事故対応をする予定だ。

また、公園利用者の安全のため、パトロール中にバイク、電動キックボード、自転車などを認識し、安全な利用を呼びかける案内放送をする機能も備えている。

ロボットは、ニュービリティーがSKテレコムなどと共同開発した。カメラベースの自動運転で都市環境でも安定的な自動運転が可能であり、人工知能(AI)監視カメラを搭載して物体認識と異常状況を自主分析・判断することができる。

ニュービリティーは3月に徳成女子大と江原大のキャンパスでパトロールロボットを試験運用した経緯がある。学内のさまざまな危険に対応できるよう、パトロール機能を高度化した。

今回の松島セントラルパークでの試験運用を通じ、都心でパトロールロボットを警察機関と連携して活用し、ロボット運用、管制、出動に至るシナリオを点検し、改善事項の発見や機能補完を推進する。

ニュービリティーのイ・サンミン代表は「パトロールロボットは監視カメラの死角地帯やパトロール隊員の過重勤務などの問題の解決策になるだろう。松島セントラルパークをはじめ多様な環境で市民の日常を守る完成度の高いパトロールロボットを提供していく」と話した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News