【12月16日 AFP】男子ゴルフメジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は15日、米フロリダ州オーランド(Orlando)のリッツ・カールトンGC(The Ritz-Carlton Golf Club)で行われる親子大会、PNC選手権(2023 PNC Championship)のプロアマ戦に息子のチャーリー(Charlie Axel Woods)君(14)と出場。ラウンドではカートを使わずに歩くなど、2024年シーズンに向けて本来の調子を取り戻しつつある。

 今月30日に48歳の誕生日を迎えるウッズは、チャーリー君とともに今週末に36ホールのプレーをこなす。2021年の自動車事故で脚に重傷を負って競技での歩行に苦労していた中、4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を途中棄権して足首の手術を受け、実戦復帰となった2週間前のヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)では20人中18位でフィニッシュした。

 この日のラウンド後には「(歩くのは)身体的に大丈夫だし、腰にとっても歩くことは常に良いことだ」と話し、「とにかく体をほぐしてプレーを続けていくことを心掛けた。すごく楽しかったし、特に問題ない。良い時間を過ごせた」と振り返った。

 また、気分も良く、ヒーロー・ワールドチャレンジのときほど体は鈍っていなかったといい、「間違いなく、少しずつ良くなっている」と話すと、「ヒーローでかなり勘を取り戻せた。手の感触でもショットの精度が改善しているし、きょうは特に風が強かったけれど、うまく打球を飛ばせた」と自信を見せた。

 一方、チャーリー君が先月行われた米フロリダ州の高校ゴルフ選手権団体戦で優勝を果たしたことで、ウッズは才能ある若手ゴルファーの親として新たな試練を与えられており、「わが家の生活は周囲がとにかく騒がしく、常に人々がわれわれの動向を探っている。自分の仕事は親として、そういうことから息子を守ることだ」 と語った。(c)AFP