【12月4日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー(非公式戦)、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)は3日、バハマ・ナッソーのアルバニーGC(Albany Golf Club、パー72)で最終日が行われ、メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は通算イーブンパーの18位でフィニッシュ。4月以来の復帰戦を終えて「長い道のりだった」と振り返った。

 ウッズは2番でダブルボギーをたたいた後、3番、5番、6番のバーディーで持ち直したが、その後は2バーディー3ボギーと伸ばせず、最終日はイーブンパーのスコア「72」でラウンドした。

 それでもウッズはこの1週間について「夢のようだった」と話し、4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を途中棄権し、その後に右足首を手術してツアーを離れていた中での復帰に「長い道のりだったと思う」とコメントした。

 持病の腰痛は続いているが、2021年の自動車事故による脚の痛みからは解放されてプレーできているという。ウッズは「4日間のプレーという点では少しさびついていて、そのさびを落とせたのは非常によかったし、肉体面で実際にプレーしてまた戦えたというだけでも久しぶりだった」と話し、「もう少しクリーンにプレーできていればよかったが、次がある」と期待した。

 4日間を完走できたことで、2024年は1か月に1大会のペースで出場する見通しも「妥当に思える」と感じており、「それなら2週間を回復、1週間を調整に使える。リズムもつかめるだろう。それが来年に向けたプランで、変える理由は見当たらない」とコメントした。

 大会は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が優勝した。2年連続で準優勝だったシェフラーは、最終日をノーボギーのスコア「68」でまわり、通算20アンダーでヨゼフ・シュトラカ(Sepp Straka、オーストリア)に3打差をつけてトロフィーを獲得した。(c)AFP