プーチン氏がIOC批判、ロシア勢のパリ五輪条件付き参加めぐり
発信地:モスクワ/ロシア
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【12月15日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は14日、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア選手の2024年パリ五輪出場に条件を課したことについて、五輪ムーブメントを脅かすものだと批判した。
IOCは先日、ロシアのウクライナ侵攻を積極的に支持しないことを条件に、ロシアとベラルーシの選手がパリ五輪に参加することを認めた。
これを受けてプーチン氏は、「彼ら(IOC)がこのような行動を続けていれば、五輪ムーブメントは葬り去られる」と主張。世界のスポーツ関係者は「西側のエリートによる圧力の下」で行動していると批判した。
その一方で、ロシアの選手がパリ五輪に参加すべきか聞かれると、明確な回答を出さずに「行くか、行かないか? …それは条件を詳しく分析する必要がある」と述べるにとどめた。
「それが政治的な動機によるもので、われわれ(政府)の指導者たちを切り離したり、わが国の選手団を弱体化させたりするための人為的な条件であるならば、スポーツ省とロシア五輪委員会(ROC)は情報に基づいた決断を下す必要がある」 (c)AFP