【12月14日 AFP】スペイン統計局(INE)は13日、同国の人口が4800万人を超えたと発表した。外国人人口、中でもウクライナ人の急増が目立っている。

 2023年1月1日時点のスペインの人口は4808万5361人で、前年の4748万6727人から1.26%増加した。

 外国人人口は608万9620人となり、人口の12.7%を占めている。

 外国人が急増した要因の一つに、2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵攻がある。この年、国外避難したウクライナ人数十万人のうち8万3401人がスペインへ移住。これにより、同国に住むウクライナ人は前年比76%増となった。

 外国人で最も多いのはモロッコ(89万3953人)、次いでルーマニア(62万9755人)、コロンビア(45万3911人)出身者となっている。

 一方、同年スペインを離れた外国人で多かったのは、ルーマニア(9742人)、英国(7328人)などとなっている。(c)AFP