【12月13日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は13日、訪問先のベトナムで、両国は「アジア太平洋地域を乱そうとするあらゆる試みに」に対抗すべきだと述べた。ベトナムへの影響力を強める米国を念頭に置いた発言とみられる。

 習氏のベトナム訪問は6年ぶり。 2日間の滞在で両国の関係強化を確認し、また両国間をつなぐ鉄道建設に関する覚書を含む30以上の合意に署名した。

 中国国営新華社(Xinhua)通信によると、習氏は両国は「アジア太平洋地域を乱そうとするあらゆる試みに対する警戒を怠らず、立ち向うべきだ」とし、「国際情勢における協調と協力を強化し、共に良好な外的環境を維持すべきだ」と述べた。

 同日、習氏はホーチミン廟(びょう、Ho Chi Minh’s Mausoleum)を訪れ、献花した。またファム・ミン・チン(Pham Minh Chinh)首相およびボー・バン・トゥオン(Vo Van Thuong)国家主席と会談した。(c)AFP